亀岡牛の歴史

亀岡牛の歴史

since 1986

亀岡牛

亀岡における牛の歴史は、他地域と同じく農耕用として始まっています。農耕用としての役務を終えた後の黒毛和種がお肉として人々に食べられてきました。

元来、亀岡は豊穣な土地の恩恵を受けて、牛の飼料となる良質な麦の生産が盛んであったため、農耕用の牛も黒毛和種ばかりが飼養されてきました。

昭和61年に市内のイベントで大々的に市内で飼養されているお肉をふるまったところ、そのおいしさが広く評判となりました。これを契機に「亀岡牛」としてのブランドを確立し、そのおいしさの認知拡大を目的に、ブランド認定機関である「亀岡牛枝肉振興協議会」が設立されて、現在までさらなるブランド化振興を図っています。

現在の亀岡牛

現在、亀岡市内の6戸の農家により約1,200頭が飼育されています。各農家において丁寧に飼育管理されており、そのお肉は主に亀岡市内で食べることができます。

また、日本各地の和牛ブランドが統合されていく中、亀岡の自然環境を生かした個性のあるおいしいお肉を生産し続けています。地域の特性を持ったお肉だからこそ、その貴重さを大切にすることで「亀岡牛が好き」と言ってくださる方に満足していただけるお肉を提供しています。他府県からの引き合いも多くありますが、生産数に限りがあるため、亀岡市内での販売が大部分を占めています。

ぜひ、亀岡にお越しいただき、亀岡牛や京野菜を生み出す豊かな自然環境の中で、亀岡という土地が育んだ風味たっぷりのお肉を味わってみてください。

亀岡とは

亀岡牛を生み出してきた土地

亀岡市地図亀岡市は、京都府の中部(京都市の西隣)に位置し、古代は湖だったと伝えられる亀岡盆地の一部をなしています。夏と冬の気温差が激しく、秋から初冬にかけては、全国でも有数の深い霧が発生する日もあります。また、古くから近隣市町とともに丹波国と称されて豊穣の土地として栄えてきました。

このような自然環境は見た目にも美しいものですが、その豊かさは様々な農産物を生み出しています。盆地であるため、平地や中山間地、山間地があり、広大な農地ではそれぞれの地域特性を生かして水稲をはじめとする多様な作物を栽培している一大穀倉地帯となっています。特に、野菜のうちでもブランド野菜とされる京野菜が多く生産されています。

畜産についても、亀岡市は京都府内において盛んな地域であり、豊かで厳しい自然環境がおいしい肉質を持った牛を育ててきました。

Translate »